「外為市場」とは外国為替市場のことです。テレビなどで「東京外国為替市場」と言っているけど、実際には東京中どこを探しても、東京外国為替市場というものは有りません。 
 
 
では外国為替市場というものは何だ! 
(一応具体例ね)  
外国企業「車買います。」 「1万ドルです。」日本企業  
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ここで日本企業には1万ドルが手に入りましたが、このドルのお金では給料は払えません。 
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そこで日本企業は銀行へ1万ドルを持っていきます。  
A銀行「1ドル=100円です。」 「円と換えてください」日本企業  
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と言うことで、日本企業には自動車の代金100万円が、A銀行には1万ドルが残ります。 
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しかし、A銀行は1万ドルをもろもろの理由で、この1万ドルを持っておきたくはありません。 
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A銀行「ドルいりまへん?」 「110円だったら買うたる」B銀行  
なんて会話はないけど、このように違う国のお金を交換する所(実際に場所はなくとも)を外為市場と言います。  
  
 外国為替市場は目に見える形で存在はしていない。 
 
対顧客市場と銀行間市場とがある。 
 
取引の多くは電子的取引で行われている。  
  
外為法が改正になる前は、個人で外貨を交換するのは法律で禁止されていました。 
それは、通貨の交換は、銀行の独占と決められていたので、 
私たちは、銀行の言いなりの為替レートでしか外貨の交換が出来なかったのです。 
 
銀行間相場というものはTVや新聞で見られる為替相場のことです。 
これを卸市場とすれば、対顧客相場は小売市場ということになります。 
銀行の言いなりということは、私たちは、いつも定価でドルを買わされていたということです。 
当然卸売に10000ドルだけ買いたいといっても、売ってくれるわけはありません。 |