為替= 週末要因絡みでこう着相場に。ドル円は「輸出の売りも一巡し、動意がなくなった」(邦銀筋)との声もあるなか、110円台半ばで底堅く推移した。ユーロドルも大きな動意なく1.22ドル台半ばから後半の小動きとなった。ユーロ円は「本邦投資家のユーロ買いと輸出のユーロ売りが交錯している」(外銀筋)との声もあり、135円台後半でこう着した。
株式= 日経平均は6日続落。値下がり銘柄が1143と全面安の展開となった。「期末要因も絡み、午前中は証券ディーラーの投げ売りがでたものの、午後には一巡した」(中堅証券筋)との声もあり、一段安は回避。日経平均は前営業日比▲124.25円で大引けとなった。「個人投資家が仕手株を中心に物色買いをしていた」(同)との指摘もあり、値上がり銘柄の上位は低位株が占めた。トップは業績上方修正が好感された黒埼播磨に。一方、ハイテク株や銀行株、自動車株など主力株が総じて下げた。
債券= 債券市場は続伸。「中間決算や四半期末を意識した機関投資家などの買いが入った」(外資系証券筋)との声もあり、先物・現物ともに買いが広がった。また「日銀短観などを控え、リアルマネーがロングを積み増す空気が流れている」(同)との指摘も。先物は一時138.31円と4ヶ月ぶりの水準を示現、その後伸び悩み前営業日比+0.39円高野138.29円で引け。現物も長期ゾーンを中心に買い優勢となり、ブルフラットニング。10年債利回りは前営業日比▲0.050%低下の1.420%で引けた。 |